こんにちは!マヤです。
読書する目的は1つではないと思います。
おもしろいから読んでいる人もいれば、悩みを解決したくて読む人もいる。
人によって目的が違うから、本にもジャンルがありますよね。
今回は自己啓発と言われるジャンルについて考えていきたいと思います。
自己啓発書とは
自己啓発書とはその名の通り自己啓発を主な目的としており、成功のための手段や思想を説くなど、人生を題材に書かれた本です。
そう言われるとなんだかとってもいい物のような気もしますよね。
だけど実際は賛否両論あるみたいです。
もちろんどんなジャンルにも賛否両論は存在しますが、自己啓発書は特に目立ってそれが表れます。
読書は好きだけど自己啓発は見ないという人や、逆に自己啓発書ばかり見ている人もいます。
私も普段から様々なジャンルの本を読みますので、もちろん自己啓発書を読むこともあります。
私は、読者の受け取り方次第でどんな本もまったくの無意味ということはないと思っています。しかしながら、確かに自己啓発書には特に注意しなければならない点がいくつかあります。
作者と読者では環境が違う
自己啓発書には作者の経験談などが書いてあることが多いです。
どのように成りあがったのかなどの、一部武勇伝のようなことも書いてあり、読んでいるこちら側も気持ちよくなってしまうような爽快感のあるものもあります。
しかし、当然ながら作者と読者は別の環境で生きているわけです。
海外の本であれば国、古い本であれば時代、作者の職業、年齢、人間関係などあらゆる面で環境が違います。
ですから作者の成功法則が私たち読者にも当てはまるかと言えば、必ずしもそうではありません。
例えば、与沢翼さんの『ブチ抜く力』とホリエモンさんの『多動力』。
どちらも学べることはたくさんありますしオススメですが、「一つの事に魂を売れ」という与沢翼さんと、「いくつもの異なることを同時にこなす力が重要」というホリエモンさんとでは、対照的なことを言っているようにも思えますよね。
両者ともに自らの成功体験をもとに本を出されていますので、信憑性はありますが、同じ成功者でも成功の仕方はこうも違うということは認識しなければなりません。
分かりやすくておもしろい理由
自己啓発書はわかりやすく、読んでいて楽しいものが多いです。
理由①エビデンス(証拠)よりも経験談
研究結果をまとめた論文や統計を用いたビジネス書より比較的身近に感じられる内容のものが多いです。
理由②マーケットの要素
売れている本は必ずわかりやすく心に響くということが言えます。
「いったい誰を対象に書いた本なんだろう?」と思ってしまうほど難しい本がベストセラーにならないのはなんとなくわかりますよね。
逆に人気になるような本は読み手に分かりやすく書かれている事が条件のひとつにもなってくるため、そこには販売目的の意図、つまりはマーケットの要素があることは否めません。
満足してしまう。
これは自己啓発書を読むうえで1番の注意点と言えるかもしれませんね。
自己啓発というジャンルに限ったことではありませんが、本は読むだけでは何も変わりません。
特に自己啓発の場合、知識を手に入れたというよりも成功者の価値観に触れることが出来たととらえたほうがいいかもしれません。
ですからそこから何かを学び足らなければ時間の無駄になりかねません。
自己啓発書の選び方、読み方
選び方
選び方で一番重要だと感じるのはマーケットの要素です。
もちろんマーケットの要素を完全に取り除くことはできませんが、先ほど例に挙げた与沢翼さんやホリエモンさんはすでに成功を果たし、書籍からの収入とは別にかなりの収益源があると思われます。
こういった方のほうが、本音で語ることが可能になってくるのはなんとなくわかりますよね。
誰が書いた本なのかが重要であるということです。
読み方
自分と環境の違う成功者の経験談から、自分の環境に落とし込めることを探すことです。
作者が「こうしたらどうだ?」と投げかけてくる提案を、「採用!これは不採用!」といったように振り分けていくのです。
そして採用すると決めたことがあるのならば、何が何でも実行します。
本を一冊読んで成功者の習慣がなにか1つでも身につくのであれば、自己啓発書にも読む価値はあるといえるのではないでしょうか。
コメント